kakepro’s blog

プログラムとかPC周りのことを書いていきます

InkscapeからのG-codeの生成

はじめに

オープンソースのドローソフトInkscapeを使って2DデータからG-codeを生成する。

環境

Windows10
inkscape-0.92.5-x64

Inkscapeのダウンロード

公式サイトからzipファイルをダウンロード
inkscape.org
バージョン1.0とか1.1も出てはいるが1.0で調子が悪かった記憶があるので今回は0.92で書きます。

G-codeの生成

まずは適当な図形を用意します。
CADで描いた.dxfとかでもOK。

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図形の描画

G-codeに変換したいパスを選択した状態でメニューバーから
エクステンション>G-code tools>Path to Gcode...を選択する

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パスからG-codeの生成

ファイル名や書き出し先のパスを設定する。
デフォルトだと桁数が多いのでRaund all values~をポストプロセスに追加する。

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書き出しの設定

Path to Gcodeタブに戻ってから「適用」をクリックする。

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G-codeの生成

G-codeの生成が始まる

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変換中

何かメッセージが表示されるが無視してOK

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メッセージ表示

正しく処理が行われるとInkscapeの画面上が以下のようになる

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G-codeの生成後画面

VScodeで生成されたG-codeを確認してみると、確かに生成されていることが分かる。

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G-codeの確認

bCNCでのパスの確認

bCNCで視覚的に生成されたG-codeの確認を行う。
bCNCのインストール方法は下記を参照のこと。
kakepro.hatenablog.com

PCとgrblを書き込んだArduinoをUSBでつなぎ、bCNCを起動する。

bCNCの左上の「開く」ボタンからG-codeを選択する。

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bCNCでG-codeを開く

G-codeを開くと下図のようにパスが表示される。
実線が加工パス、破線が早送り(G00)のパスである。
Startボタンを押すと加工が開始される。

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bCNCによるパスの確認